山田隊長日誌

山田隊長の日誌です。

環境と情報の世紀の3種の神器

5月、6月は総会シーズン。
昨日(25日)は、トンボと自然を考える会の総会にでてきた。
ただの観光施設としてでなく、自然環境保全に積極的に寄与することで、
熱心なファンを作っていく事が、今後の方針だとのまとめだった。

昨夜、21時から、NHKスペシャルで、温暖化のため溶けている北極海の動物たちの姿が出ていて、見ながら、途中で寝た。
折しも、G8の環境担当大臣が、関西に集まって、温暖化対策を話し合っている。
遅きに、失しなければ、いいのだが。
もう、覚悟を決めるしか、無いだろう。

日本人の冒険・探検家集団のネットワークで、30年間、月一の報告会と通信を出し続けてきた「地平線会議」の新年号に寄稿した挨拶をペーストしておこう。

『地平線の皆様、2008年あけましておめでとうございます。
 今、イラワジ川を下っています。早稲田探検部OBの高野秀行君と「秘竜イラワジを下れ」をやっています。「幻獣ムベンベを追え」「巨流アマゾンを遡れ」(集英社文庫、以下同じ)に続く、動詞題名3部作の第3段に同行中です。
 高野秀行は、関東大学探検部仲間の後輩で、辺境冒険ライターとして最近売れているようです。日本の辺境四万十市の本屋でも、文庫のコーナーに高野秀行の名札付きで有名作家と肩を並べて並んでいます。
 語学天才の高野君には、アフリカ仏語圏で植林活動中によく仏文訳を頼んでお世話になりました。1997年には、一緒にアフリカ・ナイル源流をはいずり回った仲です。
 「いずれ、ナイル下りをやるから、その前にナイル川流域で木を植えて知り合いを作っておこうと思う、一緒にいかんか。」とおだてて、同行してもらいました。
 昨年2月、自転車で西日本走向中に高知にも訪ねてくれ、四万十川を一緒に下りました。その時の模様は3月に「神に頼って走れ」と題して出版される予定です。その時、イラワジ川を下ろうと盛り上がり、やってきました。その勢いで5月ごろ、第2回四万十川ドラゴンランをと企てています。』 
 と言う新年の挨拶になる予定でしたが、ミャンマーがあんなことになってしまい、イラワジ下りは延期しました。
 閑話休題。
高野著の「怪しいシンドバッド」のあとがきに、ある先輩の言葉が出ていました。   
 「高野、いいか、世の中で真に重要な情報とは二種類しかない。一つは自分の身を守るための情報、もう一つは人を元気にさせる情報だ。」
「なかなか、いい名言やなあ。だれだ そいつは?」と聞いたら、
「なに言ってるんですか、山田さんがナイルでよく言ってましたよ。」
 忘れていた。
 僕は、ここ数年、情報受発信拒絶性とでもいえる状況です。情報機器扱いが苦手なのもありますが、ここ四万十でさえ、悪化する自然が発する情報に僕の心身のアンテナは悲鳴をあげています。できれば発信したくない症候群になっていました。
 追い打ちをかけるように格差社会がすすみ、負け組になっている田舎は暮らしも大変になっています。
 昨年、ゴア元アメリカ副大統領が「不都合な真実」でノーベル平和賞を取りました。なにを今さらとも思いましたが、温暖化以上に、もっと速く深刻に、水、食料、資源不足が来るとの予測があります。世界の辺境を見てきた僕もそう思います。
 日本と世界の田舎はその時、一周遅れのトップランナーになるかもしれません。
 今、四万十で子供たちに講演で、次の話をよくします。
「かつて、君たちのお父さん、お母さんが小さかった時代は、テレビ、洗濯機、冷蔵庫が家庭の三種の神器と言われました。21世紀は『情報と環境の世紀』といわれます。情報時代の三種の神器を考えてみました。パソコン、携帯電話、そして命(心身)のアンテナではないかと思います。情報機器がいくら良くなっても、送受信する命のアンテナが健全でないと、うまく使えません。四万十川流域には、よその人がうらやむような森川海があります。ここで心と体を磨いて、いい地域と地球環境作りに役立ててください。」と話し、僕は子供たちの目の輝きに元気をもらっています。地平線の若者たちも是非、命のアンテナを磨く旅をしてください。
 三年前から書きためてきた体験談の雑文を、江本さんにあずけています。「夢酔独言」みたいなもので、公になるかどうかわかりません。
 今年あたりから、情報受発信頑張ろうと思います。恥ずかしながら、やっとパソコン、ケイタイの扱いに慣れてきたもので。
 良いお年を。
 追伸、5月に四万十川ドラゴンランを計画中です。詳細は追って連絡しますが、是非参加してください。その楽しさは江本さんからお聞きくだされ。

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